春開催も増えていた近年の運動会ですが、秋開催に回帰の傾向があるようです。
理由は学校により様々ですが、一番は暑さへの懸念でしょう。
暑熱順化が進む前は熱中症になりやすく、暑さに慣れない5,6月は熱中症へのリスクも高くなります。この辺りについては、研修や講習をさせていただく際に必ずお話ししています。熱中症は一歩間違えれば死に至ります。
そして、秋開催の運動会に久しぶりに行ってきました!開催日の天候に大いに左右されますが、この日は20度少々で観戦には涼しいくらい、生徒たちにはちょうどよい気候だったようです。応援合戦やリレー、借り物競争など運動会の王道はもとより、体育科の演技など見応えがありました。
日本人が得意とするチームワークや協調性など、教育的に必要な要素が詰まった運動会の良さを改めて感じました。先生方の尽力はもちろんですが、委員会や係の生徒たちが分担された役割をしっかり果たし運営される姿は、日本の教育の良さだなぁとしみじみ感じました。
「体育の授業が楽しい」と感じる小中学生の理由には、できなかったことができるようになる達成感に加え「友達との交流や協力」が上位にあるという結果を鑑みると、スポーツには勝敗や技術以外の価値も大いにあるのだと改めて感じることができました。
